「地域市民を育む学習」では、「地域市民としての自覚と希望」を育むことを目的としています。
サービスラーニングや課題解決型学習(PBL)等の教育手法により、多種多様な地域活動・プロジェクトを通じて、「地域市民」について学んでいきます。
それにより、一人ひとりが、地域にある社会課題を自分ごととして発見し、その課題解決に向けた活動や地域参加を自律的に実施する意識を醸成します。
地域市民を育む学習」では、「地域市民としての自覚と希望」を育むことを目的としています。
東京大学社会科学研究所による全所的プロジェクト研究「希望学」および「危機対応学」では、岩手県釜石市や福井県全域などを対象とした地域調査を通じて、社会における希望の形成メカニズムを考察しました。
その結果、地域の希望を再生する三つの条件として、「ローカル・アイデンティティの再構築」、「地域内外のネットワークの形成」、「希望の共有」を提示しています。また、希望を「行動によって何かを実現しようとする気持ち(Hope is a Wish for Something to Come True by Action)」と定義しています。
上記を理論背景として、まず「行動」を重視します。その行動を促すため、
1.ローカル・アイデンティティの再構築、
2.地域内外のネットワークの形成、
3.希望の共有の3つのテーマに関連した複数のプロジェクトを提示します。それらの活動参加を通じて、 「地域市民としての自覚と希望」を育む学習の場を提供します。
【科目名(久留米大学)】
【提供プロジェクト(PJ)(シティズンシップ・スタディーズ演習Ⅰ・Ⅱ)】
地域資源を生かす活動や社会課題を解決するための活動など、多様な地域活動について学び、実際にそれらの活動に参加します。
そこで得た知識や経験をもとに、自分たちでそのような活動を立ち上げるにはどうすればよいか、何が必要かなどについて、自ら考え、行動する意識を醸成します(社会起業家精神)。
【科目名(久留米大学)】
世界の社会課題に関心を持ち、持続可能な発展のための目標(SDGs)について理解を深めます。
そのうえで、身近な地域から、持続可能な社会づくりに関して、地域市民として何ができるかを考えます。また、地域の課題とは反対に、地域の魅力となりうる資源を再認識・発見し、それを地域づくりにどのように生かせるか考察します。
【科目名(久留米大学)】